ドコモ「マイムマイム」

先日「マイムマイム」の替え歌で「マイナマイナ」をCMできいてしまいました。
「マイムマイム」って今の就学生達、20代の方々は「マイムマイム」を知っているのだろうか。そして踊ったことがあるのだろうか。私はかろうじて学校の運動会でやったような気がする。それが日本の小学校だったのか、それとも幼少期を過ごしたドイツの日本補習授業校での運動会だったのか、両方なのか記憶にないが、日本人だったらお年寄りから子供まで馴染みのあるメロディーなんだろうなとは認識している。とってもシンプルな耳にのこるメロディーで、みんなで輪になって踊る国民的フォークダンスですね。

馴染みがあるメロディーなのに、そういえばこの曲のルーツを知らないことに気がつき、「うさぎのすみか」へ導かれました。。。

マイムマイム(Mayim Mayim)元々はユダヤ人のヘブライ語の曲で(今のイスラエル)第二次世界大戦後にGHQがフォークダンスを体育の授業に取り入れたのがきっかけだそうです。「開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったイスラエルの楽曲。…シオニズム運動によって全世界から現在のイスラエルの地に戻ってきたユダヤ人が「国を建て、新しい息吹きのもとに未開不毛の地に希望の「水」をひいて開拓にはげむ喜び」をあらわした歌であるとされている。」(wikipedia 引用)


ヘブライ語の歌詞と日本語訳をまとめたので見てみましょう。

ウシャヴテム マイムベッサンソン 「あなた方は喜びのうちに」

ミィマイエネハイエシュア 「救いの泉の水を汲む」

マイム・マイム・マイム・マイム 「水、水、水を」

ミィマイムベッサンソン 「水を汲むだろう」

ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ

マイム・マイム・マイム・マイム 「水、水、水を」

マイム・マイムベッサンソン 「救いの水を汲む」

(Dews 引用)

本場の正しい踊り方を見てみましょう。おっと、ちょっとテンポが早い!

 

水が湧いて喜ぶ曲だったなんて初めて知りました。フォークダンスで知られている他、多数のCMや、任天堂ゲームボーイカメラのBall minigameやスーパーファミコン port of ClockWerxの音楽としてもアレンジしてつかわれたそうです。

「マイムマイム」から「マイナマイナ」にdポイント(Docomo)が替え歌をおつくりになりましたが、その「マイナ」に一言。本当に日本っていう国は言葉を短縮するのが好きなんだなんですね。それは独特なカタカナ文化というのが一理あるのでしょう。英語圏の人は

My number>> マイナンバー>>マイナ

にはいきつきませんね。というか、縮小する意味がわからない。そして縮小して何が言いたいのか言葉が伝わらないと元も子もないので、そういうことはあまりしませんね。マイナちゃんなんていうウサギのキャラまで作ってしまうし。可愛くて親しみやすくしたい気持ちはわかるが、行政機関で個人情報をあつかう「お堅い」機関が頑張って絞り出したアイディアなのでしょう。chapeau, 脱帽。でも本当に親しみやすくて浸透しているのか、未だ謎である。カードのプロセスが面倒臭い。やっと来週カードをゲットしてきます。

最後に、マイナポイントはdポイントカードで登録するとお得のようですよ。以下「マイナマイナ」CM YouTube の説明より: 「マイナポイントはd払いで登録しよう!」 d払いを選んで2万円分チャージまたはお買物すると、 dポイント合計7,500 円分付与!
(マイナポイントによる5,000 円分+d払い特典2,500 円分)
ポインコ達が歌って踊る姿にも注目!
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