Spring2025 NewsLetter - Japanese

2025-04-13

春の美しさと新しい始まりを感じるこの時期、皆さんが元気で過ごしていることを願っています。この数ヶ月は、たくさんの旅、新しいコラボレーション、そして素晴らしい演奏で満ちていました!

フィンランドのバンドネオン奏者ヴィレ・ヒルトゥラ氏と一緒に、日本の京都、大阪、神戸、東京、金沢を巡るコンサートツアーを終えた後、すぐにアメリカに戻り、また新たな音楽の旅が始まりました。2月には、オペラ・サンルイオビスポでブライアン・アッシャー・アルハデフの指揮のもと、ディオン・プライスの「Behind Barbed Wire」というサクソフォン協奏曲の西海岸初演を演奏しました。この作品は、第二次世界大戦中の日本人アメリカ人の強制収容を題材とした曲です。(ビデオ:サクソフォンとピアノ版)。3月には、オハイオ州クリーブランドにて、パーマ・シンフォニー・オーケストラと、ジョン・ウィリアムズ作曲の「Escapades」(映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より)サクソフォンコンチェルトを共演させていただきました。

さらに、カリフォルニア州フレズノで、クリニックやワークショップを行った後、シカゴに向かいました。シカゴでの訪問は、ジャズ・サクソフォンの友人の、ショーン・マクスウェルのおかげで実現。彼とのコラボレーションがきっかけで、ジャズの世界で演奏する貴重な機会を得ることができました。シカゴダウンタウンにあるAndy’s Jazz Clubや、イリノイ州内各地のジャズバーなどで演奏、そしてショーンと彼のバンドと一緒にシカゴのElectrical Audio スタジオでアルバムのレコーディングを行いました。アルバムは2025年9月にアルバムがリリース予定、乞うご期待。滞在中、ショーンと一緒にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のニッキー・ローマン教授のサクソフォンスタジオを訪れマスタークラスも行ってきました。最後には、ミシガンアベニューの歴史的なファインアーツ・ビルディング内のコン・セルマー・アーティスト・スタジオを訪れ、サクソフォン奏者ティモシー・マカリスターと久々に再会できました!

次の演奏は、2025年4月16日(月曜日)正午にグレンデール市教会で、モーツァルトの「シンフォニア・コンチェルタンテ」のサクソフォン、ヴァイオリン、ピアノ版を演奏します。フィリップ・ヴァイマン(ヴァイオリン)とブレンダン・ホワイト(ピアノ)と一緒に演奏するのが楽しみです。
5月には、ロサンゼルス・フィルハーモニックと共に、ウォルト・ディズニー・コンサートホールでモーリス・ラヴェルの「ボレロ」を演奏します。5月16日(金)、17日(土)、18日(日)に公演があり、指揮はリュドヴィック・モルローです。そして、5月の終わりにはナッシュビルに飛び、音楽の街「ミュージックシティ」のエネルギーを感じてきます!

いつも応援してくださり、ありがとうございます。また新しい音楽をお届けできるのを楽しみにしています!引き続きどうぞよろしくお願いします。


井上知香

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